約 486,056 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/11743.html
このページはこちらに移転しました 幸せ 作詞/にのまえ ほら見てごらん メロンがお見合いしているよ マスクメロンと夕張メロンだね テーブルにはイチゴ大福が並んでいるね 幸せになるといいね 未来は幸福かな 僕の不幸の分まで メロンには幸せになって欲しいね 想像も付かないメロンの未来は 幸せであるといいな カボチャはダメだったけど きっとメロンなら ゴボウはそこそこだったけど きっとメロンなら 淡い希望が ゆらゆら太陽乱反射 メロンの未来はきっと幸せ メロンの未来はきっと幸せ
https://w.atwiki.jp/undeerl/pages/240.html
「おはよう、ラヴヌトラートさん」 「ああ、おはよう」 もともと丁寧な性格で、たとえ自分の夫であっても身内であっても、常にスカルムレイに対して話しているような口調のツァピウルも、ここ数年でだいぶ癖が取れてきて、He je raz chor, usn.とか堅苦しい言い回しをせずに、普通にJechorusnと言うようになった。ユーゴック語は母語ではないが、触れ始めてから長い。それくらいの頭の中の区別はさすがにつくようになってきている。別に彼女は緊張しているというよりも、癖といった感じなのだろう。 「ねえ父さん、ポストに手紙があったからテーブルに置いといたよ」 「ああカラム、ありがとう」 デュイン戦争以降、だいぶ忙しくなった。カラムの元にも王国の新聞社が多数押し寄せるようになった。最近は情報化がだいぶ進んでいるので、テレビなどのマスコミもよく訪れるが、なんせケンスケウ・イルキスのあるディスナルは辺境なので、地元メディアがよく来るのだ。とはいえ、それでも熱心なところは手紙やメールを送って都合を聞いたりしてくる。その影響は立役者のカラムだけでなく両親にも及んでおり、もはやケンソディスナルという一族自体、そういう風に言われているのではないか。 「今日もまた取材か・・・?」 「違うよ、今日来たのは社長さんからだよ。"kantenar(経営者)"と"adrorandis(取材)"をどう間違えるのよ」 ああ、確かにAdi kantenar fo REKTと書いてあった。REKTは、Raneeme Extatamtha-Kantedis Tupchearomの略だ。どうやら、リファンからの手紙らしい。いったいどんな内容だろう。 ―― 友人のラヴヌトラートへ 半年前の晩餐会は楽しかったか?あの年は例年よりすこし乱闘が少なかったが、楽しかっただろう?できれば毎年呼ぶからその時はぜひ来てくれ。いつでも歓迎する。 イルキスで妻と娘に恵まれて幸せな生活送っているころだろう。そこで、私も婚活をしようと思っている。副社長のリーダに次ぐラネーメ公営地下鉄の後継者の候補になるといいなあ。そういうことで、今日はユエスレオネのフェーユで、お見合いを開く予定だったりする。既婚者の君には迷惑な話だが、私の婚活の手伝いに来てくれないか?できれば子分のリーダの許嫁も見つかるといいんだがなー。 ―― 「なるほど、奴らしくないな」 「ああ見えて意外と独身だったのね」 「あの年になって婚活とは、そうとう悩んでいるんだろうな」 そうはいうが、私も1000歳ほどにしてようやく結婚できたのだ。あまり人のことは言えない。そういえば、リファンは今何歳くらいなんだろう。思えば聞いたことはなかった。ケートニアーなのかネートニアーなのかも頭の中でいまいち整理がついていないし、本当に謎が多い。 それにしても、今日見合いがあるのかよ。いくら我々がウェールフープを使って自分で空間移動できても、唐突すぎではないか。とはいえ、リファンがどのような女性と出会い、結婚するのか。友人として全く興味がないわけではない。これは手伝いに行ってもいいかもしれない。内容的にカラムやツァピウルを連れていく必要はなさそうだ。 「ん、父さんどこ行くの?」 「連邦に行く支度をする。奴のお見合いを見物しに行こうじゃないか。君たちは来るか?」 「んー、留守番しておくよ。多分母さんも留守番かな」 本堂に入り裏へ進む。通常イルキスの持ち主であり主人であるシャスティは本殿の裏の部屋で私生活を送っている。 「ツァピウル、あの社長が今度は婚活するらしい。私もそれを見に行くから、留守番頼むよ」 「はい、分かりました」 あっさりと追い出してくれた。まあ、社長のことだからどうせただのお見合いじゃないに決まっている。そう考えながら、懐かしいあの言葉を無意味に唱えながら、連邦へ向かった。 「iska lut xelkener!」 まばゆい閃光と共に、連邦に瞬間移動してきた。ここはパルソガのようである。とりあえず社長に遭わないと話にならない。なので、半年ぶりになるユエスレオネのパルソガにやってきた。ここは現在のラネーメ公営地下鉄本社ビルが構えられている。ラネーメ晩餐会もこのビルのある会場でやったのだ。ここならおそらく社長もあの副社長もいるに違いない。 ――と思っていたら、すぐ近くに男が歩いていた。男は私を見るなりびっくりしてゆっくりと近づいてきた。 「ふぁ、ファフス・ラヴヌトラート氏か?」 誰だろう。さっぱり記憶にないが、その服装からしてラネーメ公営地下鉄の関係者に違いない。 「ああ、そうだが」 「覚えておられるかね。ラネーメ公営地下鉄のアレスだ。この前のラネーメ晩餐会の日の朝、あの階段でリーダ副社長と一緒にいた」 副社長と一緒・・・。ああ、手すりに触れると鉄球が転がってくる階段で、間違って手すりに触れてしまったあの平社員か。確かに思い出した。どおりで見覚えがあると思った。 「思い出した。あのアレスさんだったか。」 「まさかこんなところで会うとは、一体どのような用件だ?社長の見合いの話を聞いたのか?」 「お察しの通りだ。どこが主催なのかさっぱりわからないが、リファンが婚活をすると聞いてここに来た。いったい何がどうなっているんだ?」 「お見合いというか、まあ我々ラネーメ公営地下鉄全体で未婚の女性を探して出会いを探す、ていう感じであろうかな。社長一人だけのお見合いというわけではない」 それはとりあえず安心した。 「もちろん社員なら男女共だ。各地からラネーメ公営地下鉄が主催してさまざまな男女を呼び寄せ、出会いの場としたのさ。まあ、一種の舞踏会だな。ラヴヌトラート氏は既婚者であったっけか?」 「ああ、そうだな」 「実は、私、アレスはまだ結婚していないんだ。だから、社長と共にお相手を探そうと思ってね。ラヴヌトラート氏は、奥さんを通じて王国全土のシャスティとつながっているんじゃないのか?誰かおすすめの子がいたら教えてくれよ」 「馬鹿言うな。普通王国のシャスティは王国人の男性を婿として迎えたがるんだ。私なんて特例中の特例だぞ。まあ、最近は私のことをエセ・ケンソディスナルとか呼ぶ奴は見なくなったがな」 「そうかー、残念だ。まあいい、見合いは今日の17時からだ」 17時、また夜に会合を催すのか。ラネーメ公営地下鉄社員という人間達は実に夜という時間帯が好きだ。 相変わらず、見た目だけはちょっと前の時代のビルの景観を残している、ラネーメ公営地下鉄本社ビルだ。ラメストでみた景色と結構変わらない。 「とりあえず、中に入りましょうか。会場はラネーメ晩餐会の時と同じですので、よろしく」 なるほど、と言われてもさすがに場所は覚えていない。その辺の人についていって会場に入ることにして、とりあえず社長に会いたいと思った。奥に引っ込んで事務を続けようとするアレスを引きとめた。 「ああ、ところで、リファンは?」 「社長なら、多分フェーユで女性を集めているんじゃないか?」 そんな大胆にお見合いを宣伝しちゃっていいのだろうか。あいかわらず、公企業の割には自由度が高い。 「とりあえず、フェーユに行かないと社長には会えないと?」 「多分そうだと思いますよ。」 自由度の高い企業であれば、社長はもっと自由度が高いのか。面倒なのでウェールフープで移動したいところだが、流石に交通機関を使ったほうがよさそうだ。だが、フェーユまでどのくらい時間がかかっただろうか。 行動するなら早いうちがよい。私は本社ビルを後にした。 ―― 「Fery, fqa es fery.」 やっと着いたか。片道大体30分くらいであろう。相変わらずにぎわっていた。ここでリファンという一人の人間を探すと思うと骨が折れるかもしれないが、すでに意外とそうでもない。ここに車両が転がっている限りは。 「ラネーメ公営地下鉄・・・か」 おもむろに私はその列車の扉をこじ開けてみた。客室には誰もいない。なので運転席側を見てみると、男が座っていた。 「リファン、こんな連邦のど真ん中でそんなことやって大丈夫なのか?」 「いろいろと事情があった。特に問題はないさ」 とりあえずリファンには列車から降りてもらう必要があった。そこでリファンが立ち上がると、運転室の奥側に誰かが座っていた。 「・・・誰?」 「アレス・ティーオブ氏だ。ユエスレオネ中央大学ウェールフープ研究所の職員だ。実は今回は彼に話が合ってフェーユに来たんだが、彼の研究所の主任研究員に追い回されてな。」 それでこのありさまというわけか。色々と訳が分からないが、確かにリファンが一人で起こした大惨事というわけではない。 「まあ、こんなところで話すのもなんだ。あそこに喫茶店がある。そこで詳しく話そう。いきなり呼び出して君もびっくりしているだろうな」 リファンは列車から降りた。同じようにティーオヴもリファンの後を追い、扉から出た。私も列車から降りることにした。それにしても、この列車は横に傾いている。なので、扉から出ようと思うと、上にジャンプしなければならなかった。 この列車はどうする気だろう。もうガラスもだいぶ飛び散って、使い物にもならないのではないか。 「リファン、そういえば我々を狙っていた主任研究員は?」 前回のラネーメ晩餐会の時も見かけた。その主任研究員といえばおそらくアレス・ラネーメ・リパコールであろう。まさかとは思うが、彼女もお見合いに招待しようと考えていたのだろうか。 「ああ、リパコール氏なら私と戦闘中にどこかに行ってしまったよ。何か大事なことでも思い出したんだろう。そうでもなかったらいよいよ本格的に乱闘を始めていたよ」 数分歩き、少し古風な香りを感じる喫茶店に着いた。モチーフは王国のようである。木造を思わせる建物の作りに、ところどころ置かれている有字書道の作品。なにより、店員がスカルタンのようなものを着ていたのだ。 「いらっしゃいませ。席はあちらが開いております。ご注文お決まりましたらお伺いいたします。ごゆっくりどうぞ。3名様ご来店デース!!」 最後の来店を店内に知らせるあの叫びがなければ、普通に接客態度のいい店員だった。なんだあのテンションは。 「少し変わった店だな。ユーゲ人というものは、こんなに陽気な民族だと思われているのか?」 「専制政治国家の国民はみんな国王様万歳とか言う風に愛国心にあふれていると思われているんじゃないか?そもそもきみは生粋のユーゲ人じゃないだろう。」 ティーオヴが苦し紛れに入ってきた。 「あの、そろそろ座りましょう?話したいことがあるのでは?」 「ああ、そうだったな。あの変人店員が言っていた席に座っておこうか。何が飲みたい?」 「リンゴジュース」 「ツァピウルちゃんみたいだなー」 他人の奥さんをちゃん付けする辺り、あの事件から社長の遊び人気質も変わっていない。 「ご注文お伺いいたしまーす!」 さっきのテンションの高い店員だ。ちなみに女性である。 「えーっと、私がリンゴジュースで」 「ほうほう、リンゴジュース?意外とお子様・・・っと失礼いたしました。そちらのラネーメのお方は?」 いちいち口を挟んでくる。なんだこいつは。 「私もリンゴジュースだ。ティーオヴ君はどうする?」 「あっ、えっと、僕はアチェアで」 アチェア。要するに王国製の茶である。なかなかにシブい味で、とても子供向けとは言えないような苦さらしい。私は飲んだことはない。 「ティーオヴ君か?アチェアなんて飲むのか」 「いえ、なんか王国の喫茶店ならみんな注文するみたいなのでためしに飲んでみたいなと」 意外とグルメな感想でほっとした。ではなぜ社長までリンゴジュースを選んだんだろう。 「で、なんでリファンまでリンゴジュースなんだ?」 「んん~?なんとなくだ」 特にコメントする気にはなれなかった。 「三名様~!!お待たせしましたぁ~!!!とと!」 ずいぶんと忙しない動きをしながらさっきの店員がこちらに押し寄せてきた。持ってきたのはさっき注文した飲料である。 彼女が去るときにちらっと名前を見てみた。 「T=Kmirterki・・・?」 名札に表記されている名前はフルネームではなく、名前が省略され名字のみ書かれていた。下の名前がTから始まるクミルテルキさんらしい。 「何を見てたんだ?胸元ばっかりじろじろ見やがって」 この社長は、ほんとに人を茶化すのが好きである。 「いや、名前がユーゴック語だったなーって」 その瞬間、ティーオヴの方から咳の音が聞こえた。彼はアチェアを飲んでむせていたのだ。 「ゲホッゲホッ!!!」 「おいおい、落ち着いて飲めって」 ―― 「ありがとうございましたー!!」 結局最後まであの店員しかこちらのテーブルには来なかった。何かの呪いだろうか。 アチェアを飲んでいたティーオヴ。至って顔は普通であった。 そういえば、ティーオヴについてよく知らない。多分今初めて会って自己紹介もしていない。 「アレス・ティーオヴ君だっけか?私はガルタ=ケンソディスナルっていう。ハタ王国から来た」 「はい、よろしく。アレス・ティーオヴです。普段はユエスレオネ中央大学でウェールフープ研究をしています」 早速聞きたいことがあった。 「さっき、なぜ社長の列車に一緒に乗っていたの?」 ティーオヴは答えた。 「実は、リパコール氏の研究資材調達にほかの研究員と共に同行していたんですよ。そしたら、リファンさんが前から現れて、そのままリパコールさんは連れていかれたんです。あの人のことですから死にはしないだろうと研究員全員が思っていましたしぼくもそう思っていました。しばらくそこで待っていると突然爆発音が聞こえて。見たらリパコール氏と社長が乱闘をしているんですよ一応他の研究員を帰らせたんですよ。リパコール氏がなにか私の名前をずっと呼んでいるなと思ったら、突然ウェールフープで転送されて・・・」 その続きを社長は明かした。 「運転室で必死に戦闘してたら気がついたらティーオヴ君が乗っていたから、もうリパコールへの話は済んだしもうティーオヴ君もいっそあれに誘おうかと思ってね」 なるほど。この研究員は未婚なのか。 「で、どんな内容の話だったんですか?あと『あれ』ってなんですか?」 「『あれ』っていうのは、今夜開くお見合い会のことだよ。うちの未婚の男女社員の出会いの場を作るとともに、連邦民の皆さんの幸せな連邦ライフに少しでも貢献しようと思ってね」 きれいごとなのか本心なのかはわからないが、反体制派の割には意外とそんなことを気に掛けるらしい。歩きながら話していると、あっという間にさっきの現場に行きついた。そこにはリパコールの姿どころか、社長が置き去りにした列車さえも回収されていた。 「ってことは、まさかとは思うけれどリパコールも招待した?」 「したよ。彼女も愛に飢えているんだ」 愛に飢えているかは分からないが、あのリパコールが現れたらその幸せな出会いを見事に消し去るんじゃないか。前回のラネーメ晩餐会の荒れ具合を思い出した。あの状況で結婚相手を探せと言われると、わたしなら気が引ける。さすがはやりたい放題の社長だが、それって大丈夫なのだろうか。まあ、ぶっちゃけ何でもいいという感じだった。 「さて、唐突だが、着くころにはもう副社長による前置きも始まって、私の登場が期待されているんだよね。その時既婚者代表ということで君もステージに出すから何かセリフ考えておけよ。ティーオヴ君は招待客だから話さなくていいや」 私も招待客じゃないのかよ。だが、今の彼の状況に突っ込んではいけない気がしてならなかった。 「Palcoga, fqa es palcoga」 相変わらず機械的な車内アナウンスである。 到着して数分歩くだけでもう本社ビルにたどり着くことができる。アクセスは便利かもしれないが、結構接客が悪い気がして私はなかなか一般客として立ち入る気にはなれない。
https://w.atwiki.jp/kapbhag/pages/16.html
ここと関連。 アイディアの肝は 新卒はお見合い、出会いがしら。ここは単年度で言えばDBを持っている会社が結構ある。。。じゃあ、その後は? ってこと。 転職をするときには、必ず悩みがある。それをCAがやっている今の紹介・斡旋サービスは数の限度がある。 じゃあ、いっそのこと、開放しちゃえば? メンターやりたい人がメンターをやる。紹介者になる。 結果として、その人に紹介料が払われる。 企業としては専属のスポークスマンを持つ感じ。 これ、いいよね。
https://w.atwiki.jp/oh17/pages/2.html
トップページ +必ずみてください 新規登録 注意事項 バグだと思ったら +モンスター情報 レアモンスター入手方法 モンスター転送制限 宿屋 教会 メダル交換所 銀行 モンスター倉庫 道具屋 モンスター市場 クエスト受注所 ギルド アイテムボックス 配合 イベント会場 戦闘 図鑑 格闘場 掲示板 その他 ウォンテッド 精霊 ゲームの放棄 お見合い +その他 雑談コーナー 管理人のプログラミング講座 編集コーナー 現在の閲覧者は-人です。 今日来てくれた人は - 人です。 昨日来てくれたた人は - 人です。 今までに来てくれた人は - 人です。
https://w.atwiki.jp/tsvip/pages/987.html
545 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/09/30(日) 23 23 04.58 ID /5JHYlk/0 お見合い当日、それなりの服装で見合いに望むのだが余り気が進まないのはどうしてだろうか? 親の用意した 料亭で双方の両親が見合いながらゆっくりと進んでいく。せっかく出される料理も高級感あふれるものだが緊張や その他感情がもろもろ入り混じりあまり箸が進まないものだ。どこぞやのお話のとおりにゆったりとしたマンネリと した流れに耐え切れなくなったのか、双方の両親を代表して父がお決まりの一言で場を制す。 「まぁ、後は当人たちにお任せしてお邪魔な私たちはとっととここから立ち去りましょう」 まさに鶴の一声と言うべきか・・父の一言で俺たち以外にこの場にいる親族が立ち去ると獅子嚇しの音が部屋全体に 響き渡るほど静かでとても会話をするような雰囲気ではないだろう。言葉すら切り出せず重々としたこの雰囲気が 続いたまま・・目の前にいた律子がふと俺に言葉を投げかける。 「あの・・失礼ですが一樹さんはどうったお仕事に努めてるのですか?」 「会社勤めです。・・律子さんの趣味は?」 「主に家事全般です。いつでもお嫁にいけるように母に躾けられたので・・」 凛としつつも言葉には一切の棘がなく、礼儀もしっかりとしている・・よほど親が礼儀に厳しく躾けてあるようでこちらも 自然と身が引き締まってしまいどうも緊張感を覚えてしまう。だけどもどこか落ち着いていると言うか落ち着きを感じて しまう・・律子は柔らかな物腰で相手に応対するためどこか納得してしまうものもあるのだろう。 だんだんと話すタイミングというものを掴めてきた俺は会話の視野も少しずつ広げてみることにする。 思えばこうやって人と喋るのは初めてなのかもしれない・・ 547 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/09/30(日) 23 25 27.42 ID /5JHYlk/0 「律子さんは今までお付き合いした人は?」 「残念ながら私は人見知りが激しいほうなのでまだお付き合いした人も少ないほうです・・」 「意外ですな、そんなにお綺麗なのに・・」 これだけ綺麗だと普通に男は寄ってきそうな感じがするのだが、意外にも人付き合いには鈍いほうらしい。 そういった点がどこか俺と共通するところがあるのだが俺の場合はただ単に人付き合いが嫌いだから人とは接した くないのだが・・ それに向こうのほうも俺の雰囲気に慣れてきたのかだんだんと質問の回数も増えてきておりなり崩し的ながらも 会話も弾んでいているような気がする。 「そういえば一樹さんは女体化には遭われてないのですね」 「ええ、女体化は予防済みですから・・」 今の時代、この歳になって男を保っているとすれば童貞を捨てているとしか思えないものだ。女体化は早めに 抑えないといつ訪れるかわかったものではなく、早めに童貞を捨てないと女になってしまうから嫌なものだ。 548 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/09/30(日) 23 25 53.53 ID /5JHYlk/0 しばらくは話が女体化の話題になるのだが律子のほうは今までとは違い女体化の話題となると声のトーンが 落ち気味だ。なにやら女体化にいい思い出がないのだろうか・・? 「・・女体化は昔からあまりいい病気ではありませんから」 「ええ、そうですね・・私もそう思います」 どうも女体化の話題はあまりよくないようだ、それを察した俺は話の話題を別の方向へと持っていく。それにそろそろ 律子がこのお見合いに参加した本当の理由も聞いておきたかった。こんな俺とお見合いするなどよほどの好き者と しか思えないものでいったいなんで引き受けたのだろうと不思議に感じてしまう。 お見合い写真のほうは両親が適当な写真を勝手に持ち出して律子に見せたのだと思うのだが、それでもなぜ俺と お見合いをするようになったのだろうか・・? 549 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/09/30(日) 23 28 31.47 ID /5JHYlk/0 「このお見合い・・なぜ引き受けたのですか? あなたならほかにもいい人がきっといるような気がしますけど・・」 「私がこのお見合いに参加した理由ですか・・? あまりよくわかりませんがなんだか参加しないと後悔してしまう 感じがして・・すみません、納得するのには無理なものですが・・私はあなたと言う人物をこの目で見ておきたかった からです」 「・・そうですか」 話がぴたりと止まり場の空気もさっきまでと同じ静かで話し辛いものとなってしまう。だけども藤川 律子と言う人物に ついて考える時間を持てたこともまた事実、表面上は相手を怒らせることもなく柔らかな物腰だが内面的な志向が かなり強い女性ともいえる。話をしてみると余り自分の意見を言いたがらず俺の話をただ聞きながら自分は影のほう に徹しているような感じだ。そんな女性が女体化という病気の話題に何かしらの変調をきたしているのだから なにやら因縁めいたものがあるのだろう。俺としても勝手に人の過去を除くような趣味は持ち合わせていない・・ 「すみません・・せっかく盛り上げていただけたのに白けさせてしまって」 「いえ、そんなに気にしませんよ」 「・・それに遠慮せずに本当のあなたを見せてください」 「――ッ・・」 何ともいえない焦燥感が俺の頭の中を駆け巡るのと同時に律子の鋭い洞察力に俺はあの理嗚の姿を思い浮かべて しまう・・だけども理嗚との違いは言葉には全くの悪意や疑う材料となる不の感情が全く見当たらないことだ。 余り思い出したくもないが理嗚の場合は常に相手の心理状況をすかさず読み取りそれを巧みに利用しながら相手を 翻弄するタイプだろう。それに俺は人一倍理嗚を嫌っていたから余計に俺をじわじわと締め付けるように棘のある 言葉でいなしていたのだろう。だけども律子の場合はそういったものを感じずに悪気は本当になかったのだろう、 表情のほうにも明らかに申し訳なさがにじみ出ている。 551 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/09/30(日) 23 30 17.40 ID /5JHYlk/0 「す、すみません・・出会ってまだ早々にこんな失礼を――」 「・・あんたに隠し事は無用のようだな」 こうも言われたら律子に俺の本性を隠す必要なんてないだろう、それにこのお見合いもそろそろお開きに近い時間 なので俺の本性を見せてもいいだろう。どうせ俺にはこういった縁もないし結婚以前に誰かと接することすらない、 俺の本性でも覗いてもらって盛大に嫌ってくれるほうが心地がいいし後味もいいだろう。 「これでいいか・・?」 「――・・」 建前の感情を消した俺は両親も知らない本来の感情で律子に接するが律子はそれに臆した表情や怒りをみせず ただ単にじっと俺を見つめていた。 552 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/09/30(日) 23 30 57.04 ID /5JHYlk/0 「どうした? お望みどおりにみせてやったぞ」 「それが本来の一樹さん・・」 「・・臆したか?」 「いえ、私の些細な我が儘に付き合っていただき恐縮です」 俺の目の前で深々と礼をする律子に別の意味で変に感じてしまうが悪い気はしないのはなぜだろうか・・? だけどもこんなことで謝られてもこちらとしては戸惑ってしまうわけでどのように反応していいのかよくわからない ものだ、だけども何の疑いもなくすんなりと律子の言葉を受け入れてしまう自分もいるものでとても奇妙な感じだ。 思えばこうやって女性と喋ったのは初めてなのかもしれない、会社では業務の話しかしないしこういった砕けた話 などあまりしない。それに理嗚とはまた違う律子に少しばかり感嘆というか変な気持ちを感じてしまう・・ そんな複雑な感情が入り混じりながらも何とか気持ちを整理しようとしたとき、律子は最初のときと同じように柔らかな 言動を保ちながら言葉を吐く。 554 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/09/30(日) 23 32 32.42 ID /5JHYlk/0 「あの・・これが終わった後もご迷惑ではない限り私と出会ってくれますか?」 「俺と? 他の奴でもいいじゃないか・・」 「いえ、あなたじゃないと・・差し支えない程度でいいですからお願いします」 「・・仕事に支障が出ない程度なら」 こうまで律子にお願いされるとなかなか断りづらいもので考えるまもなく俺は自分の意思とは裏腹に自然と首を縦に 振ってしまう・・こんなことなど今まで一度もなく正直言ってどうしていいのか余りわからない状態だがただはっきりと 言えることは不愉快などなく自然に首を縦に振ってしまったと言うことだ。 こうなってしまった以上は今後はちょくちょく律子と付き合うことになるだろう、どうなるかは俺次第なのだが なぜだろう・・余り悪い気がしない。俺にこうまでして身を引く感じで接せられるとどこか気が引ける。 「ありがとうございます。あなたからこんないい返事を聞かせてもらって私嬉しいです」 「・・いつまで続くやら」 俺の返事に喜ぶ律子に対しボソッと吐いた本音しかでない、結局互いのメールアドレスと住所を教えあうとお見合いは これ以降たいした話もないまま平坦な道のりをたどって終焉を迎える。どうでもいい報酬を残して・・ 104 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 19 16.37 ID ysDmXOJB0 あのお見合いの後、俺の日常にとてつもない変化が――・・っと最初は思っていたのだが全然たいしたことなく、 いつもと変わりない仕事に終われる日々が俺を待ち受けている。俺にとっては充実した環境で仕事ができてありが たく清々しいものなのだが、お見合いの時はあれだけ迫っていた律子が終わったときには潮が引いたようにぴたりと 連絡もよこさないとなると少し不気味なものを感じてしまう。だけどもそれらを差っぴいても余計な邪魔も入らずに 仕事に集中できるのはいいものだ、もしかしたら内心は興が冷めてもう諦めたのかもしれない・・ そんなことを考えながらパソコンを打ちプロジェクトの資料をまとめていると突然何の脈略もなく部屋に電話が 掛かる・・上司かと思い緊張しながら電話に出てみると、受話器からは野太い声を放つ上司ではなくお見合いのときと 同じように柔らかな口調で喋る律子であった。 “あの・・お邪魔だったでしょうか?” 「・・一応、仕事中だ。用件だったら早く言ってくれ」 “お仕事中とは存知ずに済みません。あの今度の休みに私と・・デートしてくれませんか?” 「デート・・だと?」 デートというとあまり良い思い出がない、といってもあれはほとんどデートというよりストーキングや脅迫の類のもの だろう。俺の意思とは関係なく付き合わせられたのだからいい思い出ではない、それだけに女性とデートといわれると 自然と警戒心が働いてしまうものなのだが・・律子は俺に必死に謝りながらも何とか話を切り出す。 105 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 20 07.61 ID ysDmXOJB0 “もしかして一樹さんの都合のつかない日でしたか? また別の日にしますが・・” 「・・わかった、考えてみる」 “本当ですか、ありがとうございます・・” そのまま電話を切るとカレンダーをみながらどうしようかと悩みながらもあそこまで言われると断る気力をなくして しまう。こうなったら適当にやり過ごしていくしかないだろう・・ (ま、暇つぶしにはなるな。あの女みたいに下らん行為はしてこない時点でマシか・・) 嫌な思い出しかない過去を振り返るよりもまだ分からぬ明日を見続けたほうが楽ということに気がついた俺は 溜まっていた仕事を再開する。部長が言うにはこのプロジェクトは女体化を利用したものらしいが余り実感がよく 沸かないもので何をどのようになるのかがあまりよくわからないところだ。ま、だけども俺みたいな末端の人間が こんなくだらないことを考えていても仕方がないもので仕事を片付けるほうが重要で余計なことを詮索している 暇など余りない。 それに仕事に埋もれて忘れてしまいそうになるほうが今の俺にはちょうどいいのかもしれない。 106 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 21 49.01 ID ysDmXOJB0 結局、仕事が忙しくなってしまい断る暇もなくあの約束は具現化してしまう形となってしまう。指定した待ち合わせ 場所に立つとなんだか少し気が滅入ってしまってどこかやる気にもなれない・・ それに向こうは俺のことをどこか勘違いしているような節も見受けられたような気もするし適当にあしらったらまた 余計に誤解を生む結果になってしまうだろう。精神を落ち着かせるためにいったい何本のタバコを吸ったのかは 余りよく覚えていない、このままドタキャンか何らかの都合で律子が来れなくなってくれるほうが俺にとっては よっぽど嬉しいのだが、あの性格からしてきちんと約束事は守っていそうだ。 (ま、来てしまったものは仕方ない・・か) 最後のタバコが切れ掛かかり買いに行こうとしたのだが、ふと周りを見つめるのだが・・そのとき俺の視線には必死に 俺の元へと向かっていく律子の姿が目に浮かんできた。鞄を持ちながら必死に俺の元へと走ってくる律子の姿に どこか感銘を覚えてしまうもので、その証拠にタバコを買おうとしていた体がぴたりと止まりそのまま律子を出迎えていた。 「も、申し訳ありません。あの・・待ちましたか?」 「・・別に」 たかが2分程度遅れたぐらいではそこまで待っているとは言えなくもない。それに余計なことを喋っている暇が あったらさっさと行動してしまうほうが楽だ、近くの駐車場にレンタカーを置いてあるのでさっさと乗ってもらって適当に 過ごせばいいだろう。そう判断した俺はこのまま律子を車に乗せてこっちのペースに乗せる・・ 「早く来い、近くに車がある」 「はい」 嫌味もなく素直に返事する律子にどこか心の中で不思議と引っ掛かるものを覚えてしまうのであった。 107 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 22 36.91 ID ysDmXOJB0 目論見どおりというべきであろうか? 律子を車に乗せると俺は適当に車を走らせながら反応を待つ。 「どこに行きたい?」 「そうですね・・人ごみは苦手ですので都心から離れていただくとありがたいです」 「いいだろう」 律子の要求を聞くと俺は車を都心から離し、そのまま人ごみがない静かな街のほうへと車を進める。 とりあえずは目的もできて安心してもいいようだがまだ油断はできない、いつぞやのときのように女と言うのは 内心では何を考えているのかは全くよくわからないものだ。 「今日はいい天気ですね」 「ああ・・そうだな」 前回のお見合いのように静寂な場面はなく、律子のほうは何とか俺と話そうと話を振ってくる。律子の意外な行動に 内心では驚きつつも話を合わせながら車を運転していく、律子が話を振ってはそれに合わせてそして何もなく 消化していく・・はっきり言ってこれらの行動には何ら意味もないバカバカしいもので余計に脱力感というかどこか やる気が削られてしまうものだ。 109 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 23 25.57 ID ysDmXOJB0 「一樹さんは過去にデートなどは・・?」 「不本意ながら一度だけある。まぁ、あれをデートと呼ぶには少し疑問が残るが・・」 「そうですか・・」 「別に気を落とさんでいい、あんたにそこまで気を遣われるとこっちまで調子が狂う」 俺の気を遣い、落ち込みかけている律子を立ち直らせることにすると運転を再開させる。正直言ってここまで俺に 気を遣われるとどこか気まずくなってしまうもので別の意味で調子も狂ってしまう、それにデートと言えばあの女に 無理矢理付き合わされたことを思い出してしまうものでいい気分にはなれない。 もう理嗚に関しては思い出すだけでも余り心地よいものではなく、できれば忘れておきたい・・ 「そういえばなんで俺なんかとお見合いしようと思ったんだ?」 「お恥ずかしい理由ですが、あなたの写真を見てから一目でもいいので会いたいと・・」 「余り納得したい理由じゃないな」 「すみません。余り良いお答えではなくて・・」 こんな言葉で納得など到底できるものではないがあまり考えないほうが良いだろう。それにもう少しでお昼だ、何かを 食べて考えを落ち着かせたほうがいいのかもしれない。車を適当なところで止めると俺は昼の場所を律子に聞いて みるとにする。 110 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 24 49.08 ID ysDmXOJB0 「昼でも食べるか・・」 「あ、お昼なら今日のためにお弁当作ってきたのでそれをお食べください」 そう言って律子は後ろに置いてある鞄から2つのお弁当箱を取り出すと何もない純粋な顔つきで弁当を差し出す 律子になんだかよくわからない気持ちだ。弁当を受け取り蓋を空けてみると中身のほうはかなり整っており、栄養 面でもバランスが取れているようで食べてみると味のほうもしっかりとしている。お見合いのとき趣味が家事全般と 言っていたのはどうやら本当だったようで、いつも飯屋で食べているご飯よりもおいしいものだ。 車内で律子の作ってくれた弁当をじっくりと食べながら今か今かと俺の言葉を待ち続けている律子に口を開くことにする。 「あの・・お口に合いますか?」 「ああ、大丈夫だ。それにしても弁当なんてなぜ作ったんだ? 飯なら俺が・・」 「今日はいい日和でしたので、朝早く起きて余り物ですがせっかくのデートですのでこうやってお弁当を作ろうと 思って・・それで少し遅れましたけど」 相変わらずの柔らかい口調で今朝の出来事を説明してくれる律子・・それにしてもこんな立派な弁当を余り物と 評するがとても余り物で作ったとは思えないぐらいに完璧に仕上がっている。こんなにうまいものを作っているの だから控えめにならずに堂々としていればいいのだが、余り口出しするのも面倒だ・・ここは素直にお手製の弁当を 味わうことにしよう。 111 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 25 55.32 ID ysDmXOJB0 「それだけ食べて下さるとお口に合っているようで嬉しいです」 「まぁな・・」 何も言わずに弁当を食べる俺・・そんな俺を律子はただただ見つめながら反応を楽しんでいるようであった。 だけどもその表情には悪意などの感情はなく、ただ純粋に自分の作った弁当がちゃんと俺に合っているか 心配そうに見つめているようだ。 このまま会話もなくただじっと見つめられていても癪なので会話を提供することにしよう。 112 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 26 52.89 ID ysDmXOJB0 「・・そういえば女体化についてはどう思ってるんだ?」 「女体化・・ですか――?」 「あ、ああ・・」 不意に女体化の話題を切り出すのだが、ここに来て穏やかだった律子の表情が悲しげな感じで今まで俺のほうを 見ていた視線のほうもあさっての方向を向いてしまいさっきよりもどこか消極的だ。もしかしたらまずいことを聞いて しまったのかもしれない、それに前のお見合いで女体化についても反応は快いものではなかったのを思い出す。 そう感じた俺は話題を何とか変えようとするのだが、律子のほうは一呼吸すると会話を再会させた。 「・・あまりいい病だとは思いません。かかってしまった人は男性と女性の狭間で今までの自分の存在意義が 問われますから」 「だけども所詮は自問自答だ。女体化しようがしまいが、生きていく意志がなければどうしようもないな」 「女体化した人がお嫌いなんですね・・」 「・・・」 律子の台詞に俺は今まで動かしていた箸が止まってしまう・・ここまで的を得た言葉を言われると何を言って いいのか余り良くわからない。それに律子に言われるとどこか萎縮してしまって言葉が続かないもので何を言って いいのか全く良くわからない感じだ。手当たり次第言葉をかけていても余り良いものにはならないだろう・・ 言葉を慎重に選んでいる俺を察したのか、律子は元の表情に戻り慌てていつものように俺に謝る。 115 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 28 13.58 ID ysDmXOJB0 「す、すみません! 心境も察せずに勝手なことばかり言ってしまって・・」 「別にいい・・事実だしな。察しのとおり俺は女体化した奴が余り好きじゃない、男の頃の名残だといって今でも 男言葉を使う奴が好きになれん。女になった今でも男の頃の思い出を引きずる奴をみるだけで気持ち悪いもの だしな。それがなかったら別に大して変わらんし、普通に人並みには接してやってもいい。確かに女体化したら 今までの自分の存在意義に疑問視する奴もいるだろう、だけどもいくら自問自答しようが自分は自分だ。 自分の存在を自分で消してしまったら意味がないだろ」 そういって俺は再び箸を動かし弁当を食し始める。思えば俺が女体化を快く思わなかったのはいつの頃だろうか・・? 多分、兄が女体化してそのままいつもどおりに振舞っていたのが主な原因だろう。あの時は口には出さなかったが、 内心では折り合いの悪かった兄のイメージがさらに悪くなったもので哀れに思ってしまったほどだ、それが根っこと なって以来俺は女体化した女を嫌悪してしまったのだと思う。 それにいくら元男と聞くと少しだけ身を引いてしまうもので考えるだけで気持ち悪くなってしまう。だけども今はもう それを気にしても仕方ないものだし歳が歳だ。そんなくだらないことをいちいち気にしてたら仕方ないし多少の こだわりは捨て去らなければならないものだ。 「ま、俺はそこまで気にしていないけどな・・それに深く考えなければただの男と女だ」 「・・そうですね、少し安心しました」 「そうか・・」 とりあえずいつもの調子に戻った律子になぜかホッとしてしまうと俺は弁当を食べ終え横にあったお茶を飲みながら のんびりと昼の一時を味わうことにした。 116 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 29 35.85 ID ysDmXOJB0 弁当を食べ終え再び車を走らせるのだが、都心を離れ人ごみもなくなっていくと行く当てもないもので面白みも 欠けてくるものだ。幾度もなく車を走らせても目的地が見えなければなんら意味すらない、それにあの会話の後だと 互いにどこか気まずくなるもので心のほうも萎縮してしまうもので場の空気のほうも気まずいままだ。 車の音楽だけが虚しく響く中、ようやく律子が重々しい口を開く。 「・・あの、晩御飯どうしましょうか?」 「お前の好きなものでいい」 「じゃあ、あそこの店でお願いします」 「わかった」 律子から偶然通りがかった店に行きたいと言うので俺はすぐに車を店のほうへと向けると駐車場に車を止め、律子と 共に店の中へと入っていくことにする。これで何とかあの重々しい空気から脱することはできるだろう、いくら 俺でもあんな重い空気を長時間味わうのは少し勘弁したいところだ。それになぜ律子が女体化に関すると表情が 暗くなるのかと言う疑問も気になるところで運転しながらもそれがずっと頭に引っ掛かって可能ならば是非とも真相が 知りたいものだ。 「行くぞ」 「・・はい」 互いに歩調を合わせ店の中に入っていく・・だけども体がどこか緊張してしまうのはなぜであろうか? その答えはこれからわかるのかもしれない。 117 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 31 15.46 ID ysDmXOJB0 店の中に入り料理を頼みながらも砕けた雰囲気にはなれず余り良い雰囲気ではない。何か会話のきっかけとなる ものがほしいのだがどうもタイミングがうまく掴めないものでどうもやり辛い・・ でもよく考えてみれば別に俺が苦労しなくてもいいはずだし、元はと言えばこのデートだって適当にあしらってから 帰すつもりだったのにいつの間にかこうやって律子に気を遣いながらデートを進めている。だけども律子は常に 自分を抑えながら俺に何かとしてくれるのだからこっちとしてもいつものペースが出しづらくなって互いに 遠慮しあっているのかもしれない。それに律子といるときは心なしか冷静になりながら現実的に物事を考えることが 減ってきているような気がする、それだけ律子の存在は俺の気を和らげているのかもしれない。 「あの・・今日は何から何までいろいろありがとうございました」 「別に大したことはしていない」 「いえ、一樹さんのおかげで今日は楽しめました」 深々と礼をする律子に改めて俺は藤川 律子と言う人物がよくわからなくなってくる。思えば俺に近づいてきた 代表的な女としてあの理嗚が嫌でも思い浮かぶのだが、あいつとは違い妙な不気味さや嫌味たっぷりのどす黒い 感じはない。だけども律子はそういったものが一切なく、怒りや憎しみといった負の感情が感じられないのが不思議な ものでそれがかえって奇妙に感じてしまって興味をそそられるのかもしれない。 料理を食べながら俺はせっかく掴んだきっかけを無駄にはせず、更に思い切って話の輪を広げることを試みる。 118 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 31 50.65 ID ysDmXOJB0 「・・結局、よくわからない一日だった」 「でもこうやって一緒にいるだけでも優雅で楽しい日でした」 少しぎこちない笑顔を浮かべたままだが、どこか楽しそうな口調で律子は今日1日の出来事を語ってくれる。 「こうやって男の人と2人きりで過ごしたことは初めてでしたから新鮮でした・・」 「そういえば人見知りが激しいとか言っていたな」 「ええ・・昔からです」 恥ずかしそうに昔のことを語る律子・・話を聞いているだけでだんだんと律子に引き込まれているのが自覚できる。 やはりこの女は何かしら人の怒りを消し去り相手を純粋にさせる力を持っているのかもしれない。 こんな女が世の中にたくさんいれば俺の見方も少々変わっていたと思うしもう少しだけ人付き合いと言うものを 学べていたような気がする・・ おっと、だんだんらしくない事を考えてしまうのはやめて置こう、一応これでも今の自分には愛着があるので 必要以上に考えるのは控えたほうがいいのかもしれない。 119 名前: ◆Zsc8I5zA3U? 投稿日: 2007/10/04(木) 00 32 33.62 ID ysDmXOJB0 「あの・・ひとつ伺ってもよろしいですか?」 「何だ?」 「一樹さんは・・結婚とかには興味ありますか?」 「・・・はぁ――?」 いきなり何を言い出すと思えば・・かなり突飛な話で言葉が余り浮かばない。こんなに冷静になっている自分に 少しばかり感心もしてしまうものだ、それにしても普通に話していてなぜ結婚とかと言う話題になってしまうので あろうか? 今までの話の中でも律子とは普通に接していたつもりだし問題なく事を運んでいたつもりだ、それなのに なぜ結婚とかと言う話題になってしまうだろうか・・ 考えれば考えるほどよくわからないもので頭の中が詰まってしまうのだが、律子はさらに意味不明な言語を俺に 並び立てる。 「私と・・結婚してくれませんか?」 前言撤回、どうやら俺の周りに集まる女は少しばかり人より変わった人間が多いようだ。
https://w.atwiki.jp/2conan/pages/393.html
婚活中の女子が集うスレ part167 106:ゴールデンアップル:2012/08/31(金)20 14 56 もう夏も終わるけど、みんな婚活の成果はあったのかしら? 107:グラマー:2012/08/31(金)20 16 36 仕事が忙しくてなかなかそれどころじゃないわ。 頼みの綱の元彼は、なんだか記憶を失くしちゃってるみたいでそれどころじゃないし… 108:タトゥー:2012/08/31(金)20 16 56 記憶をなくしてるって、ちょっとちょっと。穏やかじゃないねえ… 一体どうしたんだい? 109:グラマー:2012/08/31(金)20 17 28 ちょっとね。仕事の関係で、色々…。 110:タトゥー:2012/08/31(金)20 18 17 どんな仕事だよ! 物騒だねえ、怖い怖い。それじゃあ、本気で婚活どころじゃないだろ まあ、アタイはまだ17だから、そんな焦っちゃいないけどねえ 今月もまだ7回しかお見合いパーティーに出席してないし 111:ゴールデンアップル:2012/08/31(金)20 18 52 尋常じゃない焦り具合ね… 112:グラマー:2012/08/31(金)20 19 10 っていうか、17でお見合いパーティーに参加できるものなの? 113:タトゥー:2012/08/31(金)20 19 47 うるさいねえ!細かいとこに突っ込むんじゃないよ! アタイはさっさと寿退社したいんだよ!114:グラマー:2012/08/31(金)20 20 20 寿退社って… 115:ゴールデンアップル:2012/08/31(金)20 20 53 17じゃなかったの?年齢詐称なんてやあねえ 116:タトゥー:2012/08/31(金)20 21 27 詐称してないよ!あんたの方こそ、加齢臭があふれてる自分のレスをどうにかしな! 117:グラマー:2012/08/31(金)20 21 34 まあまあ、落ち着きなさいって 118:ヘアバンド:2012/08/31(金)20 21 59 どうもー! 年上の堅物イケメンとゴールイン予定の現役女子高生でーす! 花嫁修業しようと思うんですけど、アドバイスとかありますか? 119:タトゥー:2012/08/31(金)20 22 00 氏ね 120:ゴールデンアップル:2012/08/31(金)20 22 00 消えろ 121:グラマー:2012/08/31(金)20 22 00 去れ
https://w.atwiki.jp/etoseiza12/pages/38.html
◆辰小路弥生 辰小路弥生(たつのこうじ ひさお)は、干支軍経理部に所属する大尉。痩せの大食いの典型で、縦にも横にも伸びない。 数々のご縁を食事で潰してきたお見合い荒しのスペシャリスト。モチーフはタツノオトシゴ。12月30日生まれ。 ◆人物概要 家が分家の分家であったことから、やたらと腰の低い親に育てられる。蛙の子は蛙のまま大きくなってしまった。背は低いが。 とりわけ裕福でもないのにどうしてか食欲が旺盛で、軍を選んだのもそのせいではないかという噂がある。とりわけ肉が好物で、焼肉は彼女の天下となる。回転寿司は某電波塔もびっくりとの噂があるが、真相は不明。 後ろ向きな発言が多く、性格も消極的ではあるが、自分の意思がないわけではない。特に食に関してはすさまじいこだわりを見せる。食欲は彼女の健康指数ともいえる。 酉京雅耶は同期であり恋人。不躾すぎるほどの言い方を嫌がってはいるが、数々のお見合いで向けられたごまかしの言葉よりはずっと良いらしい。 ◆その他 お見合い失敗回数は50を軽く超えるらしい。 ぬいぐるみが好きで、ベッドはぬいぐるみのためにあると言いのけている。 二言目に「お肉」というが、彼女の体脂肪率は水に浮かない。 高いところが苦手すぎて失神したことがある。 ◆名言 「とりあえず、メニューに載ってるやつ全部ください。ドリンクバーつきで。」 干支軍人に30の質問 1.名前を教えてください。 辰小路弥生です 2.階級と所属部隊は? 大尉、未苑隊です 3.家族構成は? 父と母がおります 4.年齢はいくつですか。 25ですね 5.趣味を教えてください。 お料理と、ぬいぐるみ集めです 絵本も好きですね 6.特技は何ですか。 はやぐ・・・い・・・・・・? 7.休日は何をしていますか? お買いものとか、お菓子作ってみたり、あとお出かけですかね 8.軍人になった理由をどうぞ。 お金の問題とかとかです 9.好きなものは? 食べること? 10.では、嫌いなものを教えてください。 高いとことか、ひとりぼっちも嫌です 11.お酒は好きですか? 記憶がありません・・・ 12.好きな人はいますか? あ、はい 13.その人は誰か教えてください。 雅耶さん 14.軍人になってよかったことは? 今お世話になっているみなさんに出会えたことでしょうか 15.武器は何を使っていますか? ありません 強いて言えば締め切りの催促ですかね 16.もし武器を持たずに前線配備されたらどうしますか? 帰りたい・・・ 17.所属部隊は好きですか? 好きです 感謝しています 18.上官、または隊長に一言どうぞ。 ケーキは一個でも足りますよ、気を遣わなくて大丈夫ですよ 19.今一番やりたいことは何ですか? 実はもみあげにぶらさがる野望を叶えていないんですよね 20.よく行く場所は? あっちこっち連れて行ってもらえますよ 21.負け色が濃い戦場に行くことが解っていたら前日は何をしますか? 相手がで良いですか?できるだけ一緒にいたいです 22.勲章や名誉、名声が欲しいと思いますか? そういうのは大変だと思います 23.死ぬことは怖いですか。 こわいです 24.もし軍人にならなかったら何をやってると思いますか。 なんでしょう、とりあえず職にはついているかと思います 25.特別に賞与が与えられました。何に使いますか? 家族においしいもの食べさせてあげたいです あといつもお世話になってるので何か、何がいいのかなあ 26.上官の裏取引現場を見てしまいました。あなたはどうしますか? まあ・・・その時考えますかね 27.部下が大失敗して落ち込んでいます。どんな声をかけますか? 一緒に落ち込んでしまいそうです 28.私服に気を使うほうですか? もちろんですよ 29.異性を誘うとしたらどんな場所に誘いますか? たまには飲食店以外にも行きたいですよね、たぶん 30.お疲れ様でした。最後に何かあればどうぞ。 おつかれさまでした 実は滝を見るのが好きですよ
https://w.atwiki.jp/sstoujyou/pages/208.html
裏マーケット061227 ゲーム結果:イベント05 冒険開始!(その1) 23国分全部 ゲーム結果:イベント05 冒険開始!(その2) 25国分全部 ゲーム結果:イベント05 冒険開始!(その3) 29国分全部 イベント71 バーゲン大爆発 ステージ6 イベント78 商店街のクジみたいなの 全ニューワールドお見合いコンテスト、中間速報 アイドレスで最近プレイヤーが知りたそうなことに答えて見ました。 【同一人物】 ブラック(黒)まとめ / 裏マーケットの親父
https://w.atwiki.jp/nekocategory/pages/17.html
七尾餌やり繁殖現場 このカテゴリーに含まれる猫ちゃん よしくん オス 日本猫 黒系雉虎 推定:2009/?・生 2010年05月22日: ■琥珀ちゃん避妊手術完了 2010年02月14日: ■よしくんのお見合い 2010年01月23日: ■よしくん、里親募集中です♪ 2010年01月08日: ■よしくん去勢手術です。 2009年11月27日: ■よし君の最近 2009年11月08日: ■よしくん里親募集 2009年10月18日: ■人慣れ修行に…
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/5585.html
*8 *脇穴カーデ奥2 *義母紙袋奥2 *79 *あずきペプシ奥 *107 *祭り寄付奥 *聞耳頭巾さん *アラームトラップ奥 *234 *238 *294 *玩具ダイヤ泥ママ *388 *391 *泥疑惑トラウマ *ゲーセン青いキャラ *504 *ネラーTシャツ奥 *バスマット奥 *593 *新聞粗品奥 *お見合いPT奥 *672 *先物取引奥 *レスラーTシャツ奥 *財布投付け泥ママ *840 *843 *866 *871 *886 *904 *938 *950 *962 * * * * スレ103 ← ★ → スレ105